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コタロさんの独り言

こたろうさんの独り言を書いていくブログです。


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格差の話:「日本では所得格差も貧困意識も拡大していない」らしいので記事を読んでみた。

こんにちは。

貧困や格差の問題がいろいろと語られているわけですが、高齢化の影響を取り除いたデータを分析している人いないかなと思っていたら、ダイヤモンドでこんな記事をみつけました。

diamond.jp

 

貧困率は、資産については評価しないので、たっぷり資産をもった年金暮らしの高齢者も貧困者に分類されたりするわけで、日本のような高齢社会がぐんぐん進んでいる国では、ほかの国と比較するのために、高齢化の影響は取り除かないといけないわけです。

そこで、この記事では貧困率ではなく、(1)可処分所得の世帯分布の不平等度を示すジニ係数、(2)高所得世帯と低所得世帯との平均所得倍率の2つについて検討しています。

ジニ係数について、通常のジニ係数と生産年齢でのジニ係数を比較することで高齢者の影響について検討しています。

また、平均所得倍率と世代ごとの所得倍率を検討することで、高度成長期以降の所得格差の動きは、世代間の所得格差の動きに大きく影響されてきたことを述べています。

 

なんと、日本のジニ係数は、スウェーデンやヨーロッパ諸国よりもともと高かったが、近年他国が上昇傾向が明らかであるのに対し、日本は2000年ころから横ばいとなっているのです。

著者が指摘しているように、わたしも日本は昔はもっと平等な国で最近格差が拡大してきていると思っていました。

しかし、実際には小泉改革のころからジニ係数は横ばいになっているというわけです。ヨーロッパ諸国が格差の拡大に伴い極右政党の支持が伸びているの比べて、一時的に民主党政権が生まれたものの、小泉政権や安倍政権が長期政権となっているのは、このあたりにも要因があるように思います。

つまり、貧困や格差に対する不安を大きく煽っている人々がいるということでしょう。それは、ビジネスとして老後の不安を過度に強調している人々や政治的目的のある人々ということになるでしょう。

不安をあおることで利益がある人々の声に惑わされることなく、きちんとデータを検証していかなければならないと思った次第です。

ただし、反対に日本の格差はそんなに大きくないんだという意見でも、当然ポジショントークである可能性もありますので、きちんとした情報の吟味が必要なことはいうまでもありません。