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コタロさんの独り言

こたろうさんの独り言を書いていくブログです。

勉強時間格差の話を読んで考えた

こんにちは。

先日、子どもの虫歯と年収の話についての感想を書いたのですが、

kotarosan.hatenablog.com

その筆者である舞田 敏彦(まいた・としひこ)武蔵野大学杏林大学兼任講師)さんのブログ「データえっせい」がいろいろなデータが載っていて面白いので気になった記事についての感想です。

だいぶ前の記事になりますが、これになります。

tmaita77.blogspot.jp

文部省の全国学力・学習状況調査から公立小学校6年生の勉強時間にいてのデータを筆者が解析しています。

はじめに勉強時間についてのジニ係数を算出し、都道府県ごとの比較を行っています。ジニ係数は、所得などの格差を検討するために使用しているのを見かけますが、このような数値の比較にも使用できるのですね。

その内容ですが、大阪がもっとも勉強時間の格差が大きく、そのあとに首都圏や京阪神地区などが続きます。そして、東北・北陸などはその差が小さいことが数値の上で明らかになっています。差が小さい県の方が、平均の学力が高い傾向があるのは興味深いところです。

筆者は、大阪で2割もの子供が勉強時間を0と回答している点に着目し、勉強時間が0の子供の比率と3時間以上の子供の比率を都道府県ごとにプロットしたものが下の図です。(著者ブログより)

f:id:kotarosan1515:20161001104715p:plain

このように分布図で示されると分かりやすいですね。

平日・休日ともトップは大阪です。子どもの勉強時間格差が最も大きい,する子としない子の分化が最も激しい地域ということになります。上位は,都市部が多いですね。おそらくは,塾通いをする子としない子の差でしょう。平日より休日で,それが顕著に出ると。

筆者のコメントですが、この他の要因について考えてみました。

勉強時間がゼロの子供の割合が地域で大きく異なるのはなぜでしょうか。これは、はっきりした原因を究明するのは無理そうに思います。上位陣との圧倒的な学力の差の前にやる気を失ってしまう子どもが続出してしまうのだろうかなどと想像してみました。

勉強時間が多い子どもが首都圏・京阪神地区に多いのは、私立や国立の中学受験が一般的かどうかという点が大いに影響してそうです。小学生なんて中学受験する子どもでなければ塾にいかないでしょう。

次に、勉強時間格差が大きい地域よりも格差が小さい地域の方が、文部省の行う学力テストでの平均点数が高くなっているのかを考えてみました。

まずは、勉強時間0の下位層の影響です。

小学生くらいならば、勉強時間と学力はそれなりに相関がみられると予想します。そうすると、勉強時間の少ない子ども程テストの点数は悪いと考えられます。つまり、勉強時間0の層の子どもが少ない都道府県は、この層による平均点の押し下げ効果が少なくなっていると想像します。

次に、勉強時間が3時間以上の上位層の子どもの影響について考えてみます。勉強時間とテストの点数がある程度相関すると仮定した場合、当然勉強時間格差の大きい地域でもこの上位層の影響で平均点が引き上げられ、勉強時間0層の子どもによる押し下げ効果を打ち消すと考えられます。

しかし、そのようにはなっていないようです。

これは、文部省の求める学力レベルが低すぎることに起因すると思います。低すぎるというのは語弊があるかもしれませんが、テストが易しすぎて上位陣では点数の差が付かないと思います。

中学受験に向けて勉強しているレベルの子どもは、ほとんど満点を取るレベルに達してしまうでしょう。それに対して、そこまで勉強していない地方の子どもでも上位陣の子どもは、そこそこいい点数がとれてしまうのではないでしょうか。

この結果、平均点で見た場合に上位層の学力差は反映されず、下位層の差が大きく出てくるのではないかと思います。

このブログは、普段あまり自分では見ないようなデータをわかりやすく提示しているので、時々見に行ってみたいと思っています。

 

それでは、また。