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コタロさんの独り言

こたろうさんの独り言を書いていくブログです。

老朽化した救急車は買い替えないけど、財政難じゃないから。 by 大洗町

ニュース・ブログ感想

こんにちは。

今回は、

財政難で救急車老朽化も買い替えできず

( http://mainichi.jp/articles/20160929/k00/00e/040/146000c )

という毎日新聞の記事から地方自治体について考えてみました。

 

当の大洗町は、この報道に対して

大洗町 救急車両の更新に関する報道について

本町は,平成27年度決算におきましても健全財政を堅持しております。車両の更新をしていないことのみをもって,財政難と位置付けられるものではありません。

と反論しています。

2台ある救急車のうち、15年使用している一台が老朽化しており、更新が必要だが更新を見送ったということです。エンジンの修理の間は、1台での稼働となり、救急業務に対し支障を来しかねない状況であったとも報じられています。

 

ところで、救急車というのはどのくらいの金額で購入できるのでしょうか。

大体救急車の車体だけで500万から1000万くらい。装備まで込みで2500万から3500万円の費用が必要ということです。

 

次に救急車は、何台あればいいのかということも問題です。

総務省消防庁「消防力の整備指針」によれば、

十三条 消防本部又は署所に配置する救急自動車の数は、人口十万以下の市町村にあってはおおむね人口二万ごとに一台を基準とし、人口十万を超える市町村にあっては五台に人口十万を超える人口についておおむね人口五万ごとに一台を加算した台数を基準として、当該市町村の昼間人口、高齢化の状況、救急業務に係る出動の状況等を勘案した数とする。

大洗町の人口は2万人以下ですので、救急車は1台配置すれば基準を満たしていることになります。したがって、救急車は、1台の配置のままでも整備指針上は問題ないということになります。

 

しかしながら、今まで2台の救急車で運用していたのは、必要性を認めてのことと思います。だから、救急車の更新を見送った理由が財政面以外に何かあったのかという点については説明がないのでわかりません。

もしかしたら、昔、町の人口が多かった頃に2台の救急車を配置したものの、人口減少で1台で済むようになったので、はじめから使えなくなったら1台のままでの運用をする予定だったのかもしれません。

それであれば、きちんとした説明をすべきです。

 

地方自治体が財政状況から住民に対するサービスを縮小しなければいけない事案は、これからますます増えてくるはずです。あれもやれ、これもやれ、だけど負担増は反対。と言ってられる時代は終わったのです。

その時に、きちんとした説明のもとに選択していかなければならないのでしょう。

こういうことをきちんとできる自治体がどれほどあるのでしょうか。

最近発覚した富山市の例もあるようにあまり地方自治体には期待できないように思っています。

kotarosan.hatenablog.com

 

おまけ

この報道のあとに大洗町に救急車購入に充ててほしいとの寄付が集まっているとのことです。