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コタロさんの独り言

こたろうさんの独り言を書いていくブログです。


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次期多用途ヘリ選定をめぐって、海上幕僚長の処分を検討。海上幕僚長は処分されるようなことをしたのか?

こんにちは。

今日は、海上幕僚長の処分が検討されている(訓戒処分に決定?)というヘリ選定に関するニュースについての感想です。

あまり重要ニュースとみなされていないためか、各社扱いが小さく情報量が少なかったので、はじめは何が問題だったのかよくわかりませんでした。

事件概要

海上自衛隊は、救難や輸送に使用する次期多用途ヘリコプターの選定を行っていた。選定作業で三菱重工の中型ヘリ(SH系)と川崎重工の大型ヘリ(MCH系)の2機種が残ってた。

これに対し、報告を受けた海上幕僚長は、幹部の会議では大型ヘリの方針と決めていた旨伝え、事実上選定のやり直しをさせた。大型ヘリという段階で1社に限定されるため便宜を図ったのではないかとの疑いがもたれた。

調査の結果、金銭の授受などの汚職は否定されているが、内部統制上問題ということで処分が検討されている。

事実関係としては、だいたいこんな感じです。

選定をやりなさせた部分については、報道各社によって書き方がかなり違っていました。

選定をやり直すように部下に圧力をかけたという記載から、幹部会議では大型ヘリという方針ではなかったかとの疑義を呈したという程度の記載やメーカーへの要望書を変更させたという記載までニュアンスの違いが非常にありました。

また、ヘリの事故が起きた際に、同一系統のヘリの運用が止まってしまうのを懸念したのではないかという実務上の理由に言与しているニュースもありました。

ここで問題となるのは、幹部会議で大型ヘリを導入する方針であったという点です。まず、これが事実であったのか。そして、この「幹部の会議」での決定の拘束力・重要度はどの程度なのか。さらに、この「幹部の会議」の決定が選定作業の仕様書(要望書?)に反映していなかったのか。決定された方針に反する仕様書で選定作業が進んだのは何故なのか。

まず、幹部会議で大型ヘリを導入する方針であったという点ですが、これが事実でなければ処分は当然ということになるでしょう。ですが、さすがにそれはなさそうなのでこれは事実であろうという推定のもとに考えてみることにします。

そうしてみると、方針と異なる仕様書が作成され、間違った仕様書に基づいて選定作業が行われ、その結果の報告を受けたトップが、それはおかしいと間違いを指摘したということになります。

これだとトップとして当然のことをしたわけで、何が問題だったのかわかりません。

ただし、入札が必要な調達事案で、調達先を事実上1社に限定する仕様が問題になることはありますね。

今回は、内部告発があったという点と選定をやり直したところ1社しか該当しなかったという結果が問題視されたというわけで、現時点で報道されている内容からすると、これで処分の対象となるのには気の毒だなと思った次第です。