読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

コタロさんの独り言

こたろうさんの独り言を書いていくブログです。

大学入試の共通テストの記述式導入問題:個別試験での義務化を(東京大学 石井洋二郎副学長:日経新聞)に全面的に賛成

ニュース・ブログ感想 日々考えたこと

東京大学副学長の石井氏が大学入試センター試験に代わる共通テストに記述式の問題を導入する議論に対して、各大学で行う個別試験での導入を提唱しています。

www.nikkei.com

日経新聞の記事において、次のような指摘を行っています。

試験である以上採点をしなければいけないので、何らかの「正解」が必要であり、公平性の観点からすべての採点者による客観的評価基準の共有することも必要であります。その際には、点数をつける以上「論旨の明確さ」などという抽象的な尺度だけではなく、具体的な指標(例えば一定の語彙の使用など)が必要になります。

その結果、受験者は、リスクを冒して独自の見解を展開するよりも出題者の期待する解答を推測し、与えられえた条件に留意しながら無難な答案を書くことに意を注ぐようになり、逆に型にはまった思考や画一化された表現を助長される結果になりかねないと。

 

このような観点から考えると、共通テストに記述式問題を導入することは、労多くして益の少ないことのようであり、益少ないどころか害がある可能性もあるということのようです。

したがって、石井氏は共通テストはマーク式として各大学の個別試験での記述式問題の出題を義務化することを提唱しています。

共通テストをマーク式とする案には、全面的に賛成です。
大学の入学試験は、まず何よりも公平であることが大切だと思います。これをクリアできなければダメでしょう。公平に大量の記述式問題を採点するという技術的問題を考えるに、そもそも期待されるような効果はないだろうという点も大いに納得します。

石井氏は、すべての大学の個別試験での記述式問題の導入を提唱していますが、私はそのような能力を必要とするような一部の上位の大学だけで十分ではないかと考えます。もっと言えば、今のセンター試験でどのような不都合があるのかがよくわかりません。

石井氏も

センター試験の現代国語では、設問の多くが複数の選択肢の中から「最も適当なもの」を選ばせる形になっている。そして大多数の人間が社会生活で最も頻繁に求められるのも、実は複数可能性を比較考量しながら最適解を見いだす的確な判断力である。

と指摘しており、センター試験は良問が出題されているといえるわけです。